■ロウ付けの箇所が1箇所もないチタンアクセサリー
上記のような工程で、チタン全作品にいっさいロウ付けはせず、不純物を含まない純チタン製のチタンリングができあがります。
■素材の特殊な性質:いわゆるジュエリー、アクセサリーの素材として伝統的に親しまれてきた金銀プラチナは使い易い素材=切断と接合が簡単であるという条件を満たしてきました。当工房で使用するアレルギーリスクに対応した素材であるチタンオーステナイト、タングステンはこの点で大きく異なった素材です。ゴールド、シルバー、プラチナは毛細管現象を利用したロウ付けで接合できますが、チタンは酸素のあるところでの接合ができないうえ、硬さゆえ切断も大変困難な素材なのです。
チタンは酸素と結びつきやすいという性質なため、溶接方法も次の2つに限定されます。
ミグ・ティグ溶接(=純アルゴンガスにより酸素を完璧に遮断する方法で、タングステンも利用されます)か電子ビーム溶接(=真空溶接)しかありません。溶接は特殊設備を要し、困難んなため、プロドットコムでは航空機の接合法でもあるリベット接合を積極的に駆使してチタンアクセサリーを建築的に組み立てています。

■チタンという素材の溶接
チタンは光触媒で近年有名ですが、オーステナイト316Lの溶接にも不可欠で有用な溶剤として20世紀初めから利用されてきました。そしてそのチタンの溶接にはタングステンが利用されるケースもあります。チタン、オーステナイト、タングステンはそれぞれ有用な金属として関わりを持っています。

チタンが作られるまで
ダイヤモンドもプラチナもルビーもエメラルドも金も銀もそしてチタンも、最初は地球の内部より掘り出されます。
精錬され、磨きあげられ、思いをこめられてジュエリー、アクセサリーになります。
鉱物として地球の奥深くに眠っているあいだは、単に地球から生み出された物質でしかないのに、それをかけがえのない、宝物に変えるのは、ものに思いをこめる人間の心が核になっていると思います。
なくせない大切な宝物となる最上の逸品を作れるよう努力したいと思っております。
チタンの光触媒とは=植物の光合成のごとく、光(大量の紫外線)により高エネルギー体となり、そのエネルギーを反応物質に与えて化学変化を起こさせる物質のことです。あたかも生物のように、自分に皮膜を生成したり、光を栄養にしたりとチタンはとても不思議な金属です。
リベット(鋲)接合とは=溶接ではなく、棒状の金属を穴に差し、ハンマーで叩いてかしめるハンドメイドならではの接合法。
チタンリング

アクセサリー素材としての金属「チタン」「オーステナイト」のはなし
チタン制作方法 とオーダーメイド +色加工などのお見積もりについて

プロドットコムでのチタンアクセサリーの素材の加工法の特徴

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チタンの特性
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■見積もりと2通りの製造工程
お見積もりは工程によって大きく別れ、主に消耗工具と設備コストによって決まります。チタンは特殊な素材ですので、加工の工程が普通のジュエリーとまったく違いますので、通常の貴金属のように材料費でお値段が決まるわけではありません。

■2つの製法:
おおまかに分けて2つの製法により、オーダーメイド、カスタムのお見積もりは違ってまいります。
塊や板から削りだしたりたたいたりして成形する方法と、高炉により溶解させ作りこむ方法があります。

■通常のチタンリングをオーダーいただく場合
たとえばdramベースの場合:(dram参照)肉厚は1mmです。1ミリ以上の厚みをご指定になりますとチタンリングbandのお見積もりになります。
■肉厚+曲線のデザインを取り入れるオーダーの場合
硬いチタンを削りだすには限界があるため、やわらかい素材でまず原型を制作し、流し込むための工場を通る工程が組み込まれますので、純チタンリング2003同様のお見積もりになります。こちらにはワックス原型制作の工賃から型を流し込み酸素を遮断するアルゴンガスを充満させ、1600度高温炉での溶解チタン鋳込みのコスト+化学研磨の費用などが含まれます。
チタンというのはシルバーアクセサリーを作るのと同じように容易に削ったりできません。
ダイヤモンドカッターも切削に使います。
ダイヤモンドは57面体から成るブリリアントカットにより輝きを発揮しますが、原石は傷や不純物が取り除かれる課程で、カットが加えられ、著しく小さな石に分割されていきます。その際カットされ粉砕されたようなダイヤもかたちを変えてチタン材の切削加工を担うことになります。

■厚みの指定
リングの肉厚をご指定頂く場合と、指定なしで作る場合も工程が変わってきますためにお見積もりに開きが出ます。
厚みを厳密にお約束して加工する場合は、あらかじめ、十分分厚く作り、叩いたり削ったり研磨して薄くなる分を加味した厚みを確保してから制作しますために、設備の必要な工程をとります。

ご指定いただかない場合は、制約にとらわれることなく、デザイン優先で仕事ができますため、表面のテクスチャーの美しさを第一に考え施工します。
肉厚が1.4mmでご希望の場合、極力ご希望に副うように加工させていただきながら、最も低コストでできるよう個々にご提案しながらお作りします。

■チタンの新しい製法
宝石や貴金属は、貨幣が誕生するずっと以前から物々交換の手段として扱われてきた古い永い歴史があります。すでに価値の定まっており、誰もが知っています。いっぽうチタンは、新しい金属で、ジュエリー、アクセサリーとして扱われてきたわけではなく、歴史をこれから当社が作っていく過程にある新参者です。既知の製法はありません。すべてはプロドットコムの考案するオリジナルな創り方なのです。
希少性という点でめずらしいから、数が少ないから価値があるというものではなくて、デザインに価値を置かれるような、大切に思えてくるような作品を手探りで新しくどこにもない、あなたの見たこともないジュエリー、アクセサリーをお目にかけたいと思います。

色の加工について
18kリングゴールドリング オプション\15,750

色は、青系、赤系、黄色系としてお任せいただく場合は無料で承ります。

たとえばこだわりの色味に「これと同じ色」指定というご注文は別途¥15,750の工賃をいただいて加工します。
たとえば青といっても数十色あると言えます。紫がかった青、濃紺から、コバルトブルー、ウルトラマリンブルー、明るいブルー水色など。
色は塗料の塗布と違う、チタン自体の変化の現れ方により発色します。ご指定いただいた場合は、その色になるまで、何度もやり直します。すべてが化学変化まかせの一点もののチタン天然だからです。
チタンの色加工には、人工的な着色料を使用しない自然なチタンの色です。