チタンがどれだけ有用な金属かはあらゆる業界がこぞってチタンを利用しているのが証拠

広く有用性が認められたチタンという金属だからこそ、食品業界も化粧品業界、ジュエリー業界から建築、航空、自動車など身近な業界がこぞって開発に乗り出して実用化されています。

チタンとはどれほどタフな金属なのか

プラチナとチタンを比べると海で塩水に浸かってどこまで耐えるかは同等。王水という何でもかんでも溶かす王様のような酸に浸けても実験結果は同等であるというのは周知の事実です。人体に無害という点での安心感、つまり生体親和性においても実際の医療現場においても優位性が認められチタンが優れています。

同族の遷移金属の中でもチタン属であるジルコニウム、ハフニウムの中でも突出して人々に有益な金属がチタンです。

なるほどわかった金属の構造

金属がどれだけタフなのかは工業での有用性を探る上で産業によって研究が繰り返され現在のようなさまざまな金属が有効利用されています。そしてチタンは最も新規性、進歩性、有用性、優位性で群を抜き、塑性伸び豊かな材質として結婚指輪にも利用されています。

プラチナもチタンもレアメタル

プラチナもチタンも鉱山から採掘されるレアメタルですが、本当に枯渇が懸念される金属資源というのはレアメタルではなく、銅・亜鉛・鉛などのベースメタルの方が大きいのだそうです。そしてプラチナの採掘は地球の環境破壊をはらんでいることはあまり知られていません。プラチナはジュエリーより自動車の排ガス処理の触媒として、車一台につき約5グラム使用されています。プラチナは南アフリカのもっとも含有量が豊かな鉱山でも1トン当り0.1グラムも含まれていないのだそうです。たった5グラムを掘り出すために、50トンも鉱山を掘らなければ得られないといいます。プラチナの含まれる鉱石を選別するために大量の不要な脈石が処理されて膨大な量の廃棄物となって処分されています。一方チタンはというと、無尽蔵に埋蔵量がありながらレアメタルと呼ばれます。これは先進高技術でも時間がかかり、膨大な労力、コストのせいで少ししか造れないから。日本では人気のプラチナですが、これも広告宣伝の印象操作かもしれません。本当にジュエリーの素材としてユーザーが賢い選択をできる時代になってきています。

参考資料:「レアメタルとレアアース」by岡部陽二氏

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