prodottocom One-Off ハンドメイドペンダント特注例

たとえば髪が赤いという言い方。これは、赤とは言ってもほんとうに紅白の赤を指し示すわけではなく、黒と相対的に見て赤味がかった黒、ということですし、白髪は本当に白いわけではなく、シルバーグレーとも言われるような黒味が抜けたような色であって、白うさぎの毛のように真っ白ではないけれど、黒と相対的に見て白といわれます。 デニム屋さんの陳列棚の中に1本だけ紫のジーンズが混ざって置いてあったとすれば、それは赤と表現されることだってあります。 ピンクばかりの口紅売り場コーナーに、1本だけ濃いどくどくしい紫があれば、黒と呼ばれることもあります。 赤なのか紫なのか青なのか、となりにくる色によっても赤くも見えれば同じものが青と表現されたりもします。顔色が青いのは、血色の好い状態と比べて血の気が引いて緑っぽいわけですが、実態として青なわけではない。 こうした対応関係は常に絶対的なものではなく、色彩の場合も指輪の色もそれと同じことが言えるのです。 チタンの地色は濃いグレー。といっても濃いグレーとは、何より濃いのか。 ひとが良く目にする金属より濃いのか。アクセサリーとして定着し、よく目にされるシルバーより濃いのか。 実際にプラチナの地色など見たことがあるひとは専門職のひとだけ。 プラチナが製品として出回っている状態ではロジウムメッキがかけられて販売されているから。 地金の状態ではこれまた濃いグレー。シルバーがグレーなら。プラチナは一段濃い色をしています。個人的な心の感情や印象で赤とか黒といった表現が使われています。